こんにちは、ララです☆
ミセスグリーンアップル(Mrs.GREEN APPLE)の楽曲「コロンブス」。
このMVが「差別的表現」と批判され炎上してしまいましたね…
今回の記事では、
◆ミセスの「コロンブス」のMVは何が問題だった?
◆ミセスメンバーのコメント
◆事務所・レコード会社のコメント
◆コカコーラ社のコメント
◆芸能人・有名人の反応は?
という内容でお届けしたいと思います。
さっそく見てみましょう。
ミセスの「コロンブス」のMVは何が問題だった?
ミセスの新曲「コロンブス」。
何が問題で炎上してしまったのでしょうか。
「コロンブス」は、ボーカル・大森元貴が大航海時代の探検家クリストファー・コロンブスに、若井滉斗がナポレオンに、藤澤涼架がベートーヴェンに扮し、「もしも生きた時代の異なる偉人たちが一緒に旅をしたら?」「道中で500万年以上もの時を越えて出くわした類人猿たちとのホーム・パーティー」という、想像の物語を描いた。
引用:スポニチ
「コカ・コーラ」Coke STUDIOキャンペーンソングに起用されていた。
MVの中では、猿の着ぐるみを着た出演者にピアノを教えるなど“文明を学ばせる”ようなシーンが描かれた。また、猿の着ぐるみを着た出演者に人力車を引かせる様子も描かれ、物議を醸した。
引用:スポニチ
歴史に名をはせるイタリアの探検家クリストファー・コロンブスだが、近年「先住民の虐殺者」や「黒人奴隷貿易に関与した」などとして批判を集めるようになった。2020年にアメリカで起きた白人警官の暴力による黒人男性死亡事件以降、世界各地でコロンブス像が破壊されるデモが頻発している。
引用:スポニチ
ミセスのMVでは「500万年以上もの時を越えて出くわした類人猿たちとのホーム・パーティー」という架空の物語であることが説明されているが、「類人猿と先住民とを重ねているのでは」と受け取りかねないという声が上がった。
引用:スポニチ
猿の着ぐるみを着た出演者に人力車を引かせる様子に関しては、「奴隷労働」を彷彿とさせるという声が上がり、猿の着ぐるみを着た出演者に文明を学ばせるシーンについては「コロンブスは奴隷制度を作ったり先住民を奴隷にしたと言われている人なので、コロンブスの格好をして猿に文明を教えているような描写はMVでも倫理的にどうなの」「高度な文化の西洋人という印象」という声が。
引用:スポニチ
ミセスメンバーのコメント
「コロンブス」のMusic Videoを制作するにあたり、
・年代別の歴史上の人物
・類人猿
・ホームパーティー
・楽しげなMV
という主なキーワードを、初期構想として提案しました。
類人猿が登場することに関しては、差別的な表現に見えてしまう恐れがあるという懸念を当初から感じておりましたが、類人猿を人に見立てたなどの意図は全く無く、ただただ年代の異なる生命がホームパーティーをするというイメージをしておりました。
しかしながら、意図とは異なる伝わり方もするかもしれないと思い、スタッフと確認し合い、事前に特殊メイクのニュアンス、衣装、演じ方のフォロー、監修をしていたつもりではおりましたが、そもそもの大きな題材として不快な思いをされた方に深くお詫び申し上げます。
決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでしたが、上記のキーワードが意図と異なる形で線で繋がった時に何を連想させるのか、あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因です。
「コロンブスの卵」というキーワードから制作に取り掛かり、前向きにワクワクできる映像にしたいという気持ちが、リスクへの配慮をあやふやにし、影響を及ぼしてしまったと認識しております。
こちらの意図する物語の展開としては、歴史的時間軸は存在せず、類人猿も人の祖先として描きたかった。そして時間の垣根を越えてホームパーティーをする。
これはあり得ない話であり、あくまでフィクションとしての映像作品であると。
ただ、ある事象を、歴史を彷彿とさせてしまうMVであったというご指摘を真摯に受け止め猛省しております。
この度は本当に申し訳ございませんでした。
以後このようなことが無いよう、細心の注意を払い、表現することに対して誠実に、精進してまいりたいと存じます。
Mrs. GREEN APPLE 大森元貴
引用:ミセスグリーンアップル公式HP
事務所・レコード会社のコメント
6月12日にMrs. GREEN APPLEの新曲 「コロンブス」のミュージックビデオを公開いたしました。
本映像はMrs. GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project-MGA で制作いたしましたが、
歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました。
当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
今後はこのような事態を招くことのないよう細心の注意を払い、皆様にお楽しみいただける作品をお届けしてまいります。
ユニバーサル ミュージック合同会社
EMI Records / Project-MGA
引用:ミセスグリーンアップル公式HP
コカコーラ社のコメント
「本楽曲を使用したすべての広告素材の放映を停止させていただきました」
「また、弊社ではミュージックビデオの内容に関しましては、事前に把握をしておりません。コカ・コーラ社はいかなる差別も容認しておりません。今回の事態を遺憾に受け止めております」
引用:スポニチ
芸能人・有名人の反応は?
ミセスの「コロンブス」のMVが炎上したことで、さまざまな芸能人・有名人が反応を示しています。
どのようなものなのでしょうか。
森夏彦さん|ミセスのサポメン(ベース)
本人が出したメッセージが全てだと思います。これ以上は余計な考察や思い込みはやめましょう。
引用:X
あと、「批判」は受け止めるべきだ。
けど「悪意のある非難」、特に件とは関係ないものはなんの生産性も産まない。そんな言葉で自分を汚さず大切にして欲しいなぁと思います。
神田リョウさん|ミセスのサポメン(ドラム)
本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意だよ。
引用:X
自分を善人だと信じて疑わず薄汚い野良犬が溝に落ちると一斉に集まって袋叩きにしてしまう。そんな善良な市民たちだよ。
って古美門先生の言葉を思い出す」
中村正人さん|ドリカム
「人は誰しも過ちを犯す。或いは、過ちを犯したと判断される。バンドもまたしかり。その音楽で利益/結果を得た組織、評価を上げたものでさえ助けることはできない。それが社会。バンドだからといって特例はない」
「この経験でおおいに学び、おおいに辛い思いをして前に進むがいい。それは何よりも自ら産み落とした楽曲と、その楽曲を愛するひとりひとりのためだ。 音楽を生業とするということは、そういうことだ」
引用:X
三宅健さん|元V6
「(炎上したこと)「ありますよ」
「細心の注意を払っても大体炎上するんですよ。僕の知らない間にいろいろなところでボヤが…そんなの気にしたら生きていけないんで、あんまり気にしない」
「Xの一言が(炎上に)結び付く可能性もある。企業案件やっていたとして何でもない一言が炎上したせいでその広告がなくなるとか。何が問題って、何が引っ掛かるってすごく難しい問題。いい大人がそろいもそろってそれに気づかないこともあるわけだから」「彼らだけじゃないじゃないですか。いろんな大人が関わった結果なんだから。すごく難しい問題。アーティストや矢面に立つ人に全てのしかかってきちゃうんで、最新の注意を払わないといけない」
引用:スポニチ
Hiroさん|マイファス(MY FIRST STORY)
「なんでも燃える時代なんだね。 気をつけよう」
引用:X
ひろゆきさん
欧州人の恰好をしたアジア人が島に行って類人猿に楽器や乗馬を教えて歌って踊るMV
引用:X
「コロンブス」というタイトルじゃなかったら、具体的にどこが良くないという話なのだろう?
叩きたい人たちが社会正義ごっこをしてるように見える
乙武洋匡さん
「せめて事務所や制作サイド、コカコーラが止めろよ」という意見はごもっとも。
引用:X
ただ、そこに「アーティスト自身やバンドマンは無知でも仕方ない」という甘えがあってはダメですよね。
どんな職業でも、やっぱり最低限の“教養”は重要。
デーブ・スペクターさん
「風刺を効かせて、コロンブスたちを悪者にしたりね。ただ遊びでやっているからよくない。でも悪気があったとは思えないですけどね」
「プロモーションビデオなんて元々は全部ナンセンス。でも今の時代に売れてるバンドだけに残念ですね」
引用:スポニチ
松谷創一郎さん|ジャーナリスト
「ユニバーサルの平社員が仕上がったばかりのMrs. GREEN APPLEの「コロンブス」のMVを見て、「この表現はまずいです。公開はやめるべきです」と指摘し、それが通ったとしよう。
引用:X
表向きにはなにも問題が起きなくて済む。
しかし、その平社員はトラブルを未然に防いだ存在として社内で評価されるだろうか」
松尾潔さん|音楽プロデューサー
公開停止がMVだけだとしたら、本質的ではない気がします。
引用:X
声明の「皆様」は具体的には誰なのか。あえて曖昧な表現にとどめたのか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、ミセスグリーンアップルの「コロンブス」のMVが公開停止になった理由とコメントをまとめてみました。
コロンブスのMVがYahoo!ニュースに取り上げられたのは2024年6月13日の午前。
この時点ではまだMVは公開されたままでした。
午後になって案の定、公開停止。
その後、ミセスの事務所とレコード会社からのコメント。
その後、大森元貴さんのコメント。
MVの公開停止は若干遅かった印象ですが、事務所やご本人からのコメントは早かったですし、十分な対応だと個人的には思いました。
ひとつ残念だったのが、コカコーラ社のコメントの内容。
「知らぬ存ぜぬ」でミセス側に全責任を押し付けようとしているような…
楽曲依頼もしておいて、CMも放送しておいて「事前に把握しておりません」??
そりゃないでしょ、と。
もっくん(大森元貴さんね)は子どものころからコーラ大好きで毎日飲んでたほど。
藤澤涼架さんも「元貴の家に遊びに行く時は、必ず2リットルのサイズを2〜3本買っていく」「もちろん僕らも飲むんだけど、大森はものすごいスピードで飲んでいます」と語るくらいコーラ愛がすごい。
若井滉斗さんも「曲作る時も飲んでるもんね(笑)」と語っていて、ホントにコーラが好きなんだなと。
だから、コカコーラ社から依頼をうけて「Magic」という楽曲を書き下ろしたときは、本当にうれしかっただろうなぁと思うんですよね。
それなのに、今回のコカコーラ社のコメント…
いや、すみません。
ミセス愛が強いもんで、つい熱くなっちゃいました…
早くこの騒動が落ち着いて、またミセス3人の笑顔が見れますように…
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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