こんにちは、ララです。
中学時代に悪質ないじめを受け、
裁判で闘うことを決めた佐藤和威(さとうかずい)さん。
佐藤和威さんにいじめを行った加害者はどのような人物で、
佐藤和威さんが受けた壮絶ないじめの内容は、
どのようなものだったのでしょうか。
佐藤和威さんが裁判で提出したケガの画像は、
目をそむけたくなるような生々しいものでした。
それはどのようなものだったのでしょうか。
いじめ加害者は誰?≪画像≫
佐藤和威さんをいじめていたのは、
中学1年生の時の同級生8人でした。
佐藤和威さんは2012年4月の中学入学直後から10月までの7カ月間、
同級生8人から集団でいじめを受けていたのです。
下の画像は、
佐藤和威さんの家族が提供した画像で、
佐藤和威さんがエアガンで撃たれている様子です。

https://times.abema.tv/articles/-/8666449
別記事でも述べますが、
中学生の行為は、保護者の監督責任は問わないという判決が出ています。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか。
この画像を見ると、
中学生と言えど、
まだまだ子供ですよね。
善悪の判断ができない子供に育てた保護者に、
責任がないというのは大きな疑問に感じます。
いじめの内容【画像】≪閲覧注意≫
佐藤和威さんが受けたおもないじめの内容は以下の通りです。
エアガンで撃つ

出典:https://bunshun.jp/articles/photo/47199?pn=3
佐藤和威さんは、
通称「兎狩りロード」と呼ばれる農道を毎日走らされ、
後ろからエアガンで撃たれていました。
痛みを和らげるという理由で、
外出するときにはジャージを着ていたそうです。
カッター刃を出したまま振り下ろす
加害者の一人は、
カッターを片手にカチカチと音を立て、
佐藤和威さんに金銭を要求しました。
そして佐藤和威さんの腕をつかみ、
カッターナイフの刃を出したまま振り下ろし、
腕に当たる直前で止める行為をしていたといいます。
何とも恐ろしい行為です。
体を痛めつける
加害者のうちの一人は、
佐藤和威さんの手の指を手首につくくらい曲げたり、
佐藤和威さんの首に腕を回して抱え込む「首ロック」をかけるなど、
数々の暴行を加えていました。
金を脅し取られる
佐藤和威さんは貯めておいたお年玉を同級生に取られ、
のちに妹の貯金にも手をつけたそうです。
さらには、
脳梗塞で入退院を繰り返すお母様のために、
自宅に用意していた70万円という大金まで、
同級生に渡していました。
被害金額は100万円超。
佐藤和威さんは自分自身や妹の貯金のみならず、
お母様の病院代まで同級生に渡してしまうほど、
恐怖心でいっぱいだったのでしょう。
ショッピングセンターで遊ぶための『お財布係』
休みになると、朝早くから加害生徒達に連れ出された。
帰宅はいつも遅い。
行き先は近所の大型ショッピングセンター。ゲームセンター、ファストフード店での支払いは全て佐藤和威さん。
加害生徒が食事をしている間、佐藤和威さんはテーブルの横に立たされて食べることを許されなかった。引用:wikipedia
顔に殺虫剤をかける
加害者生徒は、
佐藤和威さんに殺虫剤とヘアスプレーを見せ、二者択一を迫りました。
佐藤和威さんがヘアスプレーを選んでも、
「残念でした~」と言いながら、
至近距離から顔面に向かって殺虫剤を噴射。
このほかにも、
「自転車で追い回す」「物を隠す」
「目の前でのこぎりを振り回す」
「プロレス技をかける」などなど、
信じられないほどの暴行を加えていたといいます。
生々しいケガの画像
下の写真は、
お母様が佐藤和威さんが寝ている時に撮影したものです↓↓

出典:https://bunshun.jp/articles/photo/22017?pn=4
相当なケガですよね。
内出血しているところは、同級生に殴られたのでしょうか。
右上の部分には比較的新しいものと思われるケガがありますが、
これはエアガンの弾が当たった時のものなのでしょうか。
その時の状況を想像すると、
背筋が凍る思いです。
いじめのきっかけ
佐藤和威さんがいじめを受けることになったきっかけは、
加害者の一人が3~4歳の女の子をエアガンで撃っていて、
佐藤和威さんがそれを止めようとしたことでした。
加害者は佐藤和威さんに、
「いい恰好しやがって」と言い、
同じ中学の同じクラスになったことをきっかけにいじめが始まりました。
佐藤和威さんは取材で、
「今、あのときに戻っても、女児へのいじめを止めていると思います」
と語っています。
中学生の時からいじめを受け、
現在も後遺症に苦しんでいるにもかかわらず、
このように話す佐藤和威さんは立派ですよね。
本当に素晴らしいと思います。
担任の言動は?
佐藤和威さんの担任は、
佐藤和威さんが同級生から胸ぐらをつかまれて、
壁に押し付けられたのを目撃しています。
その際に、「喧嘩両成敗」とし、お互いに謝罪させたそうです。
その後の家庭訪問で、
「このようなこと(=喧嘩両成敗)をして申し訳ない」と謝罪したそうです。
「喧嘩」を辞書でひくと、
「言い合ったり殴り合ったりして争うこと」
とあります。
佐藤和威さんの場合は全く違います。
一方的に暴力をふるわれています。
これのどこが「喧嘩」なのでしょうか。
「喧嘩」と「暴力」は全く違うものなのです。
佐藤和威さんは担任について次のように述べています。
「そんな先生に相談することはできない」
「いじめに苦しむ人は、その場をしのぐことで精いっぱい」
「どこに助けを求めればよいか分からない」
「『相談すれば必ず救ってくれる』という確信が持てず声をあげることができない」
まさにその通りだと思います。
学校内で、佐藤和威さんはとても孤独だったと思います。
佐藤和威さんがNHK「ストーリーズ」に出演
佐藤和威さんは、
2021年11月20日の22時40分から放送される、
NHK【ストーリーズ】事件の涙「僕は“実名・顔出し”でいじめと闘う」
に出演されます。
2021年10月29日に同じくNHKで放送された、
「ザ・ライフ『僕は佐藤和威を取り戻す』」にも出演された佐藤和威さん。
今回のストーリーズでは、
いじめから9年経った今、何を思うのかを語ってくれるようです。
きっと考えさせられる内容になると思います。
子供を持つ親世代はもちろん、
少し遅い時間ですが、
児童や学生にもぜひ見せたい番組だと思います。
まとめ

出典:https://bunshun.jp/articles/photo/47199?pn=1
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、
佐藤和威さんが加害者から受けていたいじめの内容を調べてみました。
◆中学入学当初から7カ月にわたっていじめを受けていた
◆いじめのきっかけは、3~4歳の女の子を助けたこと
◆いじめの内容は体を痛めつけたことのほか、金銭の要求も
いじめの内容や画像を見ると、
中学1年生の実際に行ったこととは
到底信じられない内容です。
佐藤和威さんは現在もPTSDに悩まされています。
なぜ被害者である佐藤和威さんが、
今もなお苦しい思いをしなければならないのか、と考えると、
本当に悔しい気持ちになります。
そして、加害者たちは今、反省や後悔をしているのでしょうか。
名前と顔を出して闘うことを決めた佐藤和威さん。
心から応援したいと思います。
別の記事では、
佐藤和威さんが起こした訴訟に対する判決についても、
深掘りしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
素晴らしい 記事を有難うございます
でも誰か 一人でも あのイジメを見た人が 軽く処罰や削除されても
あのクソどもの顔と名前をアップする勇気がないのかなぁ・・
隠れて なにも無いように 生かすべきじゃないと思います
これからも「正義」の記事 お願いします