こんにちは、ララです☆
みなさまは「浮きこぼれ」という言葉をご存じでしょうか。
はたから見れば、
「羨ましい!」と思ってしまいますが、
「浮きこぼれ」と呼ばれる、優秀すぎる子供やその親は、
周りに合わせるために我慢をしたり、
周りから理解してもらえないことから、
悩んでいるようです。
「浮きこぼれ」と呼ばれる子供とは、
いったいどんな子で、
どのような特徴を持つのでしょうか。
そして、
浮きこぼれの子供は、
高い学力を持ち備えているがゆえ、
学校生活になじめず、
「不登校」になってしまう人もいるようです。
今回の記事では、
浮きこぼれの子供にはどういった特徴があるのか、
また、不登校などに対する問題に迫ってみたいと思います。
「浮きこぼれ」とは?どんな子?特徴は?
あまり耳にしたことがない、
「浮きこぼれ」という言葉。
「浮きこぼれ」の子供はどんな子でしょうか。
その特徴は次のような点です。
◆学習意欲が高く、どんどん高い学力を身につける
◆通常の学校の授業内容が物足りない
◆能力が高すぎるがゆえ、疎外感を感じる
◆周りからも疎外される
浮きこぼれの子が学校に馴じめない理由
浮きこぼれの子は、
学校生活に馴じめず悩みを抱えているようです。
その理由は何なのでしょうか。
公立校は「授業のレベルを少し低めに設定」している
一般的な公立校は、
授業のレベルを少し低めに設定しています。
そのため、
浮きこぼれの子にしてみれば、
授業の内容が簡単すぎるようです。
分かりきっていることを、
義務教育の9年間、
じーっと椅子に座って聞かなければならないのは、
修行を通り過ぎて拷問とも言えるかもしれません。
学校は「落ちこぼれ対策」はしても「浮きこぼれ対策」はしない
学校は、
いわゆる「落ちこぼれ」への対策はしますが、
「浮きこぼれ」への対策はしません。
「学校」という場所が、
「周りに合わせる」ということを学ぶ場であるとはいっても、
できる子からすると、
授業のペースが全く合わないというのは苦痛でしょうし、
なにより、せっかくもっと難しい事にチャレンジできる能力があるのに、
それを押し込めてしまうのはもったいないですよね。
周りから理解されにくい
首都圏や近畿圏のように、
中学受験が浸透していない地域では特に、
「子供は外で遊ぶもの」
「小さいうちから勉強ばかりさせなくても」
という考えを持った人はまだ多くいます。
子供が塾に通ったりすると、
「教育ママ」と陰口をたたかれることも。
一番厄介なのは、
「やっかみ」なのではないでしょうか。
「ちょっと勉強ができるからって偉そうに」
的な。
子供本人やその親はそんなことを思っていなくても、
色々なことを言う人は一定数いるんです。
子供も親も、
「出る杭は打たれる」という現実を知り、
自分自身の能力をあえて隠す子供もいるそうです。
もったいないですね。
浮きこぼれの子供は不登校になりやすい
落ちこぼれの子供は不登校になりやすいですが、
実は、浮きこぼれの子供も不登校になりやすいそうです。
浮きこぼれの子供からしたら、
簡単すぎる授業をずっと聞かなければならなかったり、
クラス全員が授業を理解するまで、
じっと待たなければならず、
やがて苦痛を感じ、不登校になってしまうのは、
必然なのかもしれません。
浮きこぼれの子供の対策は?どうしたら幸せになれる?
アメリカでは、
「飛び級」、「マグネットスクール」、「ギフテッドクラス」というものがあり、
英才教育を受けることができます。
日本にもこういったものが浸透するといいですが、
まだまだというのが現状です。
参考になる!中山ところてんさんのケース
小中学校の時、「浮きこぼれ」として不登校を経験した、
中山ところてんさん。
現在は機械学習に関するコンサルティングや、
システム開発をされています。
中山ところてんさんが、
どのように過ごしてきたかをご紹介したいと思います。
◆授業で手を挙げると全部答えてしまうので、
先生に「君は当てない」と言われた
◆先生に不信感を抱くようになり不登校に
◆その後、フリースクールに通う
◆フリースクールの上級生の影響でパソコンや情報分野に引き込まれる
◆中学2年生からは「保健室登校」
◆高校は進学校へ
◆高校には優秀な生徒がたくさんいて「自分は大したことない」と生きるのが楽に
◆大学ではサークル活動、バイト、ゲーム会社でのインターンを経験
◆大学の成績は下の方を低空飛行で留年
中山ところてんさんの場合、
自分の学習レベルと周りが近づくにつれて、
楽になったのですね。
親としては、
子供が楽になったのは嬉しい反面、
大学に入ると“低空飛行”“留年”というのは、
ちょっと困った事態ですね(苦笑)
「学校に馴じめなくても大丈夫」という考え方を持つ
子供だけの「小さな世界」に馴染めなくても、
それはそれでいいのではないでしょうか。
「学校」という場は確かに、
「周りに合わせること」や「協調性」といったものを、
学ぶことが出来るとは思います。
ですがそれと引き換えに、
子供の才能をつぶしたり、押し込めるのは、
もったいないと感じます。
可能であればフリースクールに通わせるなり、
個人的には「不登校」でもいいと思います。
今回の件とは別ですが、
もし私の子供が「いじめ」に遭ったら、
「引っ越し」「不登校」大歓迎です。
周りに合わせて我慢させることで、
子供の能力を発揮させないなんて馬鹿げていると思いませんか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、
「浮きこぼれ」と呼ばれる子供の特徴や、
どのようなことに悩んでいるか、
それにはどのような対策をしたらいいかを深堀してみました。
◆浮きこぼれの子供に公立校の授業は簡単すぎる
◆能力が高すぎるため、疎外感を感じる
◆不登校になることがよくある
◆無理やり周りに馴染もうと思わないことが大切
「浮きこぼれ」の子供たちは、
生きづらさを感じて、
悩んでいるようです。
11月30日と12月1日に、
NHKの「ハートネットTV」で、
浮きこぼれの子供たちのことを取り上げています。
興味深い内容になっているようです。
チェックしてみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました☆
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