こんにちは、ララです。
1982年に同僚のホステスを手にかけ、
14年11カ月もの間逃亡を続けた、
逃亡者の福田和子。
福田和子の犯行の動機は何だったのでしょうか。
福田和子は犯行ののち、
被害者の家財道具一式を運び出していることから、
「金銭目的の犯行」とも見られていますが、
本当にそうなのでしょうか。
事件当日の、
福田和子と被害者の会話を見ていきながら、
本当の犯行の動機は何だったのかを紐解いていきたいと思います。
動機1|事件当日の被害者との会話
福田和子は、
公判で次のような会話を被害者としたと話しています。
店を出すかどうかでモメていた
福田和子は、
事件当日の1982年8月19日、
被害者のマンションをふらっと訪れたといいます。
前月の7月に、
被害者と
「店の話をしていた」
「彼女の返事次第では働く場所を変えないといけないので話をしにいった」
と語っています。
ところが、
8月19日に被害者宅を訪れたとき、
福田和子は被害者から、
「あんたもお客さん持っとるんやから一人でしたらいいやないか」
「私はママに義理もあるから店は辞められんわ」
と言われたと語っています。
そのように言われた福田和子は、
「そんな言い方ないやろ」
「この前いい返事してくれたから訪ねてきた」
「それなら最初から嫌だと言ってくれれば自分で仕事探したのに」
と愚痴ったそうです。
この会話から、
被害者と福田和子は以前から、
「いっしょにお店をやろう」
という話をしていたのではないかと推察できます。
福田和子は、
あてにしていた9月からの働き口がなくなったことに、
怒りと焦りを感じたのではないでしょうか。
被害者は「車代、持って帰り」と財布を投げた
このような会話をしたのち、
被害者は、
「車代ぐらいやったら持って帰りっ」と、
財布をぽんっと投げたと福田和子は語っています。
どこまでが真実かは分かりませんが、
財布やお金を投げるという行為は、
誰であろうと腹が立つ行為ですよね。
ですが、人に手をかけて良いはずは決してありません。
最後の引き金は被害者がフケを落としたから?
財布を投げられたあとの被害者について、
「背を向けたまま足を組み、ヘアブラシで髪をといた」
「髪を揺らし、頭を左右にゆらして、フケを落とした」
「そのときにものすごく腹が立った」
と福田和子は語っています。
福田和子は、
被害者とのこういったやり取りの後、
果物ナイフと帯締めで犯行に及んでいます。
もちろん、
それまでの会話の流れがあってのことでしょうが、
被害者のこの行為が最後の引き金になったというところが、
何とも恐ろしいですね。
動機2|金銭目的の犯行
福田和子は、
被害者を手にかけた後、
以下のものを被害者宅から持ち出しています。
- 家財道具一式
- 現金¥130,020と米ドル4ドル1セント
- 預金通帳2冊と印鑑
こういったことから、
金銭目的であったともみられています。
ララの考察としては、
金銭や家財道具の持ち出しは、主な目的ではなく、
被害者への「怨恨」「嫉妬」「羨望」といった感情が、
主な動機だったのではないかと推察します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、
福田和子が被害者を手にかけた動機について考察してみました。
◆福田和子と被害者は店のことでモメていた
◆被害者から冷たくあしらわれたことに立腹
◆立腹した福田和子は果物ナイフでケガをさせる
◆最終的には帯締めで首をしめた
◆犯行後、家財道具を運び出していることから金銭目的との見方もある
福田和子は、
事件当日の8月19日、
福田和子と被害者は、
特に約束をしていたわけではなく、
「(被害者宅に)ふらっと立ち寄った」
と語っています。
思いつきの行動が、
ここまで大きな事件になるとは、
福田和子本人も思っていなかったことでしょう。
別の記事でも、
「松山ホステス事件」について深掘りしています。
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