こんにちは、ララです。
2007年3月に起こった、
「リンゼイ・アン・ホーカーさん事件」
犯人の市橋達也(いちはしたつや)は犯行後、
整形を繰り返しながら、
961日にもおよぶ長期間、逃亡を続けました。
事件からまもなく15年になりますが、
この事件が記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、
市橋達也がリンゼイさんを手にかけた動機と方法、
また2人はどのようにして出会ったのかを調べてみました。
市橋達也が犯罪を犯した理由
市橋達也は、
なぜリンゼイさんを手にかけてしまったのでしょうか。
最初の目的は「性的暴行」
市橋達也は、
リンゼイさんを自宅に連れ込み、性的暴行をはたらきました。
その理由について、
「彼女と親密な関係になりたかったから」
と話しています。
一方的に想いを募らせて及んだ犯行は、
本当に身勝手で、
心の底から腹立たしい思いです。
理由は「リンゼイさんが逃げようとしたから」
市橋達也がリンゼイさんを自宅に連れ込み、
性的暴行をしたのは、
リンゼイさんが殺害される前日の2007年3月25日でした。
手足を縛られ自由を奪われたリンゼイさんが、
「逃げようとしたから」という理由で、
市橋達也はリンゼイさんを窒息させたのです。
ただ、市橋達也は、
「親密な関係になりたかっただけで、殺意はなかった」と語っています。
どこまでも勝手な言い分です。
市橋達也はどのような方法を使ったのか
市橋達也は、具体的にどのような方法をとったのでしょうか。
「レッスン代を忘れた」と家に連れ込み暴行
市橋達也は、
リンゼイさんから1回3500円で英語のレッスンを受けていました。
事件当日のレッスンの終盤、
市橋達也は「レッスン代を忘れた」と言い、
「家が近くだから一緒に来てくれたらすぐ払う」
といい、2人は市橋達也の家に向かいました。
家に入ったところで市橋達也は、
リンゼイさんを押し倒し、
結束バンドなどで拘束して暴行したのです。
結束バンドなんて、
生活の中で頻繁に使うものではありませんよね。
部屋に入ってすぐにそれを使ったということは、
あらかじめ準備していた、
つまり計画的な犯行だったに違いありません。
暴行後、浴槽に監禁
リンゼイさんに性的暴行を加えたのち、
浴室から取り外し可能な浴槽を和室に置き、
リンゼイさんを入れ監禁しました。
リンゼイさんが抵抗すると、
市橋達也は暴行を加えましたが、
リンゼイさんは抵抗を続けました。
そして3月26日の深夜2時~3時頃、
リンゼイさんが、手の拘束を解いて逃げようとしたため、
市橋達也はリンゼイさんの上半身に覆いかぶさり、
左腕でリンゼイさんの顎周辺に手をまわしたのです。
死因は「窒息」。
頚部を圧迫されたときのものとみられる「2カ所の舌骨骨折」、
目や左頬に皮下出血もあったそうです。
さらに、部屋のゴミ袋からは、
市橋達也のDNAと一致する体液が入った避妊具、
その外側にはリンゼイさんの細胞が認められています。
リンゼイさんは心も体も痛めつけられ、
相当苦しい思いをしたに違いありません。
浴槽に土を投入
リンゼイさんを殺害した後、
市橋達也はホームセンターで「土」「シャベル」「脱臭剤」などを購入。
ベランダに浴槽を移動させ、
遺体の上から土を投入しました。
捜査員が発見した時、
リンゼイさんは全裸の前傾座位で、
土に完全に埋められていたそうです。
殺害後、山などに運び、遺棄するというのはよく聞きますが、
浴槽の中に土で埋めるというのはあまり聞きません。
捜査員も驚いたに違いありません。
市橋達也とリンゼイさんはどうやって出会った?
市橋達也とリンゼイさんの出会いは、
犯行のわずか6日前でした。
最初に市橋達也がリンゼイさんを見かけたのは、
地下鉄の行徳駅。
その後、西船橋駅でリンゼイさんに、
「以前、洗濯機を直してあげたの、覚えてません?」
と話しかけました。
リンゼイさんに「人違いです」と言われ、
市橋達也は次のように食い下がりました。
日本人を信用していたリンゼイさんは、
市橋達也の言葉を信じ、
家に入れ、水を飲ませてあげたそうです。
市橋達也は、英会話学校教師のリンゼイさんから、
1回3500円で英会話のレッスンを受けることを約束し、
そのお礼にと、リンゼイさんの似顔絵を描いたそうです。
こういったやり取りを経て、
市橋達也は、「自分の名前」「電話番号」「メールアドレス」を渡し、
リンゼイさんの連絡先も手に入れることに成功したのです。
これが、
市橋達也とリンゼイさんの出会いであり、
痛ましい事件の始まりだったのです。
「日本人だから」と言う理由で、
市橋達也を信用してしまったリンゼイさん。
同じ日本人として、
この話は胸が苦しくなります。
のちにリンゼイさんのお父様のビル・ホーカーさんが、
「私の娘の殺人者は、あなたの国に恥をもたらした」
と話しています。
リンゼイさんのお父様の言葉通り、
リンゼイさんのご遺族のみならず、
世界中に「日本は怖い国」という印象を与えた事件となりました。
とても残念なことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、
2007年3月に英国人の英会話講師、
リンゼイ・アン・ホーカーさん事件で、
市橋達也がリンゼイさんに手をかけた動機と、
どういった方法を使ったのかなど、
詳しく見てみました。
◆市橋達也はリンゼイさんに好意を寄せ近づいた
◆英語のレッスン料を支払ってもらうために市橋達也の家を訪れれた
◆市橋達也は性的暴行を行うも、殺意は否定
◆方法は首に手をまわし頚部を圧迫
一方的に好意を寄せ、
卑劣な行動に出た市橋達也。
動機や方法も、実に身勝手です。
そして、市橋達也は犯行後、
捜査員の追跡を振り切って逃走。
その後、整形をして顔を変えながら961日もの間逃げ続けたのです。
逮捕の瞬間の顔は、
報じられていた顔とはまったく違っていて、
個人的には「よく市橋達也だと分かったな」と思いました。
市橋達也に下された判決は「無期懲役」。
現在も服役中です。
塀の中で市橋達也は何を思うのでしょうか。
仮に反省や後悔をしていたとしても、
リンゼイさんの命は戻ってきません。
本当に悲しい事件ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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