こんにちは、ララです☆
京都にある仲卸業者である「万松青果(まんまつせいか)」
以前は倒産寸前だった万松青果が劇的な復活劇を遂げました。
万松青果はどのような方法で、
ビジネスを持ち直し、
今や就職希望者が殺到するほどにまで復活できたのでしょうか。
そのサバイバル術が、
2021年9月9日放送の、
テレビ東京系「カンブリア宮殿」にて明かされます。
今回の記事では、
万松青果の経営理念や、
一見ビジネスのトレンドとは逆行しているように見える、
「次世代の働き方改革の秘密」にせまってみたいと思います。
万松青果はどんな会社?
万松青果はどんな会社なのかを見ていきましょう。
会社のプロフィール
◆社名 万松青果(まんまつせいか)株式会社
◆住所 京都市下京区
◆創業 明治39年9月
◆設立 昭和45年12月
◆従業員 27名
万松青果は何の会社?

出典:https://twitter.com/
万松青果は、
京都の中央卸売市場内にある、
京都市から認可された青果仲卸業者です。
京都、大阪、滋賀の高級ホテルやレストラン、料亭に、
生鮮野菜や果物を販売している会社です。
万松青果は「日本一綺麗な仲卸」
商品を購入する側からすると、
「食品を扱う店舗は綺麗で当たり前」ですが、
仲卸の店舗に関しては、
それは当たり前ではないのです。
「乱雑」「箱のままの陳列」「腐ったものまで一緒」が普通だそうです。
万松青果はその常識を覆し、
「日本一綺麗な仲卸」と呼ばれるまでになりました。
今では日本全国の業界の人たちが視察に来るほどだそうです。
品質の良い商品が綺麗な店舗で買えるというのは、
消費者にとっては、本当に安心できることですよね。
万松青果は「年功序列」
万松青果の給与形態は「年功序列」。
一見、時代錯誤に見えるそのスタイル、
万松青果のポリシーを聞くと、
とても納得できるものなのです。
「年功序列」
つまり、
「一緒の時に入ったら一緒の給料、一緒のボーナス」
ということ。
万松青果は「社員全員」で、
「普通」または「それ以下」の人を育てて、
「できる人」に成長させるというのです。
万松青果は以前、
「成果給」「能力給」「人事評価」を実施していたそうですが、
当時は「嫌なムード」だったそうです。
この給与システムと採っている会社に勤めている人は、
この「嫌なムード」というものは経験したことがあるのではないでしょうか。
かくいう私もそうでした。
全国に店舗を展開している会社でしたが、
「予算達成した店舗にたまたま配属されていた10年も年下の後輩」よりも、
「目標未達に終わった店舗にたまたま配属されていた10年も年上の私」の方が、
ボーナスが何十万円も低いことがありました。
逆のケースもありました。
私が配属されていた店舗がたまたま予算達成、
たまたま予算達成しなかった店舗配属の同期の社員。
同期会で集まった時の微妙な空気は、
まさに「嫌なムード」でした。
「成果主義」で「頑張ったら給料を上げてやる」
その代わり、「頑張らなかったら(または俺が気に食わなかったら)給料を下げるぞ」
では、社員のモチベーションは下がる一方ですよね。
「成果主義」は、広い意味でパワハラにもなりかねないのです。
万松青果は、
「社員はお客様が喜んでもらうことを考える」
「売り上げの責任は社長がとる」
という考え方だそうです。
シャチョー、カッコよすぎじゃないですか!!
こんな経営者の下で働くと、
社員のやる気も自ずと上がるでしょうね。
「社員が納得できる報酬を用意できる経営をするのが本来の仕事」
そのような考えの万松青果。
本当にすばらしい会社だと思います。
万松青果は「家族主義」 ※家族経営ではない

出典:https://twitter.com/
万松青果は、「人とのつながり」を大事にしている会社です。
それは口先ではなく、本当の意味で。
「人とのつながりを大事にする」
「社員を大事にする」
このように言う会社はほかにも多数存在すると思いますが、
実際のところ、本当に大事にしている会社はどれくらいあるでしょうか。
万松青果は、実際に家族同士の付き合いをしています。
万松青果のホームページには、
家族参加のイベントの写真が掲載されています。
この写真を見ると、
万松青果が本当の意味で「社員と社員の家族を大事にしている」のが分かります。
万松青果の中路和宏会長が「カンブリア宮殿」に登場!
2021年9月9日に放送される、
テレビ東京系「カンブリア宮殿」に、
万松青果の中路和宏会長が登場します。
会長の口から語られる、
万松青果が躍進する秘密とは何なのでしょうか。
番組の放送が楽しみですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、京都にある仲卸会社「万松青果」について調べてみました。
◆万松青果は京都にある仲卸業者
◆従業員27名の中小企業
◆給与体系は「年功序列」
◆社員と社員の家族を大事にする「家族主義」
◆「日本一綺麗な仲卸」と呼ばれている
一時は倒産寸前の状態にまで陥った万松青果。
復活した理由は、
一見、時代錯誤に思える会社のポリシーかもしれません。
「安く商品を仕入れること」
「社員にサービス残業をさせてたくさん働かせること」
「お客様は二の次で、会社の利益を優先すること」
すべて違います。
むしろ逆です。
今や万松青果は、就職希望者が殺到するほどの人気となりました。
その理由は、
「お客様を大事にすること」
「社員を大事にすること」
にあるのではないでしょうか。
「仕事は生活のため」
「職場の人と職場以外で関わりたくない」
そんな人が多い昨今ですが、
万松青果は全く逆の社風のようです。
これはまさに、
「次世代の働き方」となるかもしれませんね。
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